【ロジカルシンキング トレーニング】

ロジカルシンキング。
今や書店、インターネットで
目にしない日はないというぐらい
普及しているスキルです。
 
論理的思考力は
問題解決
プレゼンテーション
文章作成など
多くのスキルの前提となる
基礎スキルです。
 
論理的思考力が向上すれば
他のスキルも向上していきます。
 
問題解決スキルや
プレゼンテーションスキルが
高ければ
ビジネスで重宝します。
 
論理的思考力を
トレーニングすることは
とても良いことですが
苦手意識を持っている方も多いようです。
 
そこで今回は
論理的思考力を鍛えるための
トレーニング方法について
紹介します。
 
==============

筋道を立てて、論理を展開する
==============
A「ねえねえ。風が吹くと、
 桶屋が儲かるんだよ。知ってた?」
 
B「はい?何で風が吹くと
 桶屋が儲かるんだよ?!
 話が飛躍していて
 良くわからんよ。」
 
A「OK。論理的に説明しよう。
 
風が吹くと砂が舞う
 
砂が舞うと、人の目に入る
 
目に入った砂が原因で
目が見えなくなる
 
盲人は三味線を買う
(昔は盲人の仕事として
 三味線弾きがあった)
 
三味線の材料になる
猫皮を集めるために
猫が捕獲される
 
捕食者である猫が減ると
ネズミが増える
 
増殖したネズミが
沢山の桶をかじる
 
新しい桶が必要になるから
桶屋が儲かる
というわけさ!」
B「わけさ!って…。
話の筋はわかったけど
何だか納得はできないな~。」
 
  
 
論理とは
そもそも「論理」には
どんな意味があるのでしょうか。
 
論理は以下の2つの要素から
成り立っています。
 
・筋道がはっきりしていること
・筋道に妥当性があること
 
「風が吹けば桶屋が儲かる」だと、
唐突過ぎてなぜそうなるのか理解することができません。
 
そこでA君が言い直したように、「風が吹くと
 >砂が舞うと>> …」
といった具合に
B君が理解できるように筋道
をはっきりさせていきます。
 
筋道がはっきりすると
言いたいことは理解してもらえますが
だからといって相手が
納得するわけではありません。
 
風が吹けば桶屋が儲かる
という話のように
屁理屈に聞こえることがあるからです。
 
つまり、「理解」の後に
「納得」してもらう必要があります。
「理解」と「納得」。
 
この2点セットが論理の基本になります。
 
筋道を立てて考える一番簡単な方法は
 
【So What?(だから何?】
 
で問いかけることです。
 
「風が吹いた。だから何?」
と問いかけて
次に何が起こるかを考えていきます。
 
 
 
==============

短く、シンプルに論理を展開する
==============
B「何だか屁理屈にしか
 聞こえないんだけど。
 桶屋が儲かるまでの道筋が
 長すぎるよ。」
A「うーん、そうか。
 桶屋は本当に儲かるんだけどなぁ。 
 これならどうかな。
風が吹くと、砂が舞う
砂が舞うと、人の目に入る
視界が悪くなって、桶につまずく
桶が倒れて、壊れる
桶屋が儲かる
8ステップから
5ステップになったよ。
これならどうだ!」
 
B「どうだ!って言われても…。  
 さっきよりは納得できるかな。
 でも、何かまだ引っかかるかも。」
A「わからずやだなー。
 これならどうだ!
風が吹くと桶が倒れる
桶が倒れると、壊れる
やっぱり桶屋が儲かる
さらに短くして
3ステップになったよ!」
  
B「お、ちょっとすっきりしたね。
 あり得ない話ではないよね。
 ただ、桶とか言われてもなー。 
 A君さー、桶とか持ってるの?」
相手に理解してもらうためには、
論理展開を短くすることがコツです。
 
今回の事例にように
8ステップもあると
単純にわかりにくいですよね。
 
また、①→⑧のようにステップが多いと
結論である⑧が起こる確率が
低いように感じてしまいます。
 
仮に、各ステップが
起こる確率を50%とします。
 
①風が吹くと砂が舞う 

②砂が舞うと、人の目に入る
 (50%)
②砂が舞うと、人の目に入る

③目に入った砂が原因で
 目が見えなくなる
 (50%)


④が起こる確率
 (50%)
 
…(中略)


⑧が起こる確率
 (50%)
50%はかなり高い見積りですが、
それでも8ステップあると
50%の7乗≒0.78%の確率でしか
桶屋は儲かりません。
 
仮に3ステップであれば
50%×50%=25%の確率で
桶屋は儲かります。
 
筋道が長いと
屁理屈に感じるのは
こうした背景があります。
 
論理的に考える際は
短く、シンプルに
考えるようにしましょう。
 
 
==============
3.
 相手が理解できる言葉で
 論理を展開する
==============
 
A「桶なんて持ってないよ。
 何時代の人やねん。」
B「いや、A君が桶屋が
  儲かるって言い出したんだよ。  
  しかも、何でそこだけ関西弁??」
A「もう、しゃーないなー。
 今風にアレンジしてみるで!
雨の日に強風が吹くやん
 
傘をさしている人の傘が折れるやん
なんやかんやいうて傘メーカー、
 
儲かるで
 
自分、傘ぐらい持ってるやんな。雨の日は傘さすんとちゃうか。」
B「うん、雨が降れば傘ぐらいさすよ。」
 
A「雨の日、強風で傘が折れた経験ない?」
 
B「あるね。傘が裏返しになる、あれね。」
 
  
 
相手が知っている言葉を用いる
論理の基本は、「理解」と「納得」です。
 
しかし、本や雑誌を読むと
難しい言葉を羅列して
読者にアピールしようとしている
文章をみかけます。
 
論理的思考が苦手な人は
難しい文章を見ると嫌気がさして、
「もーいいーや。感覚派で何が悪いの?」
という気持ちになりがちですが、
 
そもそも理解しにくい文章は
「理解」という意味では理に適っていません。
ですから、そうした小難しい話は
無視して良いでしょう。
 
賢さをアピールするのではなく、
相手が理解できるように
相手が知っている言葉で
論理を展開していきましょう。
 
 
〜相手の体験談を引用する〜
関西弁でまくし立てている
A君がやったように
B君の体験談を引用するという
やり方も有効です。
わざわざ難しい事例や
有名人の体験談を引用する
必要はありません。
 
基本に沿って
相手が「理解」できるように
論理展開をしていきましょう。
 
 
相手に質問することも
有効な手段です。
 
早口で一方的に
まくし立てている人が
賢く見えてしまうかもしれませんが
放置しておきましょう。
賢く見えるだけです。
 
相手が「理解」し、
「納得」できるように、
丁寧なコミュニケーションを
心がけましょう。
 
  
 
==============
4.
 三段論法で論理を展開する
==============
 
B「そのエセ関西弁やめて。
なんか違和感あって、
納得できる話も耳に入ってこないよ。」
 
A「はい…。」
 
B「A君の論理を、
 三段論法で検証してみよう。
 論理に穴が一杯あるよ。」
 
A「ほえ?サンダンロンポーって何??
 小籠包のすごい奴???」
 
〜三段論法〜
むかし
昔の学者であるアリストテレスによって
整理された論法の1つです。
根拠(事実A)と
前提(Aとは異なる事実B)から、
結論を得る方法のことです。
何だか難しそうですね。
簡単に言うと、
 
①A=B
②B=C
③よって、A=C
 
といった形で簡潔に推論していく。
有名な例としては
以下のようなものがあります。
 
根拠:人間は必ず死よね
 
前提:ソクラテスは人間だよね
 
主張:だから、ソクラテスは
   必ず死ぬよね
 
 
A君が言っている内容を
三段論法で整理すると
以下のようになります。
 
根拠:雨の日に強風が吹く
前提:強風で傘が折れてしまい、
   新しい傘を買う
主張:傘メーカーが儲かる
 
それでは
B君による徹底反論
を見ていきましょう。
 
視点が6つもあり
少し大変かもしれませんが
慣れれば大したことはありません。
軽い気持ちでみていきましょう。
 
  
 
(1)根拠を疑う
B「雨の日に強風が吹くとは
 限らないよね。
 この1カ月、
 ほとんど雨降ってないよ。
 根拠が弱いよね。」
ロジックの出発点になっている
根拠そのものに関する検証です。
自分が持っている情報と、
相手が持っている情報は
異なることがあるので、
しっかりと確認していきましょう。
 
 
(2)前提を疑う
B「強風で傘が折れたからといって、
 新しい傘を買うとは限らないよね。
 すぐ折れてしまうんだから、
 諦めて濡れたままにしておくんじゃない?
 雨が上がるまでカフェで
 待機する人もいるよね。
 前提が弱いよね。」
 
主張と根拠の間に入っている
前提を検証しています。
根拠と同様、事実として
他人と共有できるかどうか
意識していきましょう。
 
(3)主張と前提のリンクを疑う
B「新しい傘を買ったからといて、
 傘メーカーが儲かるとは限らんよね。
 その場しのぎで、
 ビニール傘を買うことが
 多いんじゃないかな。
 ビニール傘ってすごく安いから
 利益出ないんじゃないかな?
 主張と前提がつながっていないよね。」
 
前提が事実であったとしても、
その事実が主張にリンクしない
(つながらない)ことがあります。
 
リンク(つながり)を検証しています。
自分や相手が言っていることが、
論理的に飛躍していないか、
リンクを意識していきましょう。
 
 
(4)根拠と前提のリンクを疑う
B「強風だからといって、
傘が折れるとは限らないよね。
最近の傘は頑丈だし、
強風でも絶対折れない
傘とかも発売されてるじゃん。
根拠と前提がつながっていないよね。」
 
今度は、根拠と前提のリンクを
検証しています。
同様に、論理が飛躍していないか、
しっかりとリンクを
検証していきましょう。
 
 
(5)反証する
(根拠や前提から別の主張を展開する)
B「雨の日で強風だったら、
 傘は諦めてレインコート
 着るんじゃないかな。
 傘が折れるっていうのが
 事実だとしたら、
 わざわざ傘をさす人はいないよね。
 儲かるのはレインコートを
 製造しているメーカー
 なんじゃないかな。」
 
根拠や前提から、
全く別の主張を展開していきます。
論理を構築していく際は、
常に全く反対の立場からモノを
見るように意識していきましょう。
主張が異なる相手の立場になって
考えることにもつながり、
コミュニケーションの
トレーニングにもなります。
  
 
(6)固有性(ユニークネス)を疑う
B「去年と今年で、
雨の日に強風が吹く確率に
変動はないから、
傘の販売量も増えないよね。
だから儲かるとは言えないんじゃないかな。
これまでと、これからで
何も変化は起こらないよね。」
 
変化に注目した検証です。
B君のトークでは、
時間軸に注目して
変化が起こらないことを
説明しています。
 
こうした考え方を
固有性(ユニークネス)と呼びます。
 
私たちは今よりも良い状態に
変化させるために、
ロジックを使いますから、
固有性はとても重要な概念になってきます。
 
ちょっと難しいかもしれませんが、
固有性があるかないかを
常に意識していきましょう。
 
〜三段論法のまとめ〜
三段論法は
別名、ロジック・トライアングル
と呼ばれます。
 
ロジック・トライアングルは
論理展開における
最小単位ですから
 
ロジカルシンキングを学習する上で、
一番最初におさえておきたい
基本になります。
 
 
大きなロジック、長いロジックを
考える前に、最小単位のロジック
で考えるところから始めましょう。
 
さて、次はB君の反論に対して、
負けじとA君が論理を
再構築していきます。
 
==============
5.
 ファクト(事実)をもとに
 論理を展開する
==============
A「言いたい放題だね…。
よーし、傘メーカーが儲かること
をファクト(事実)をもとに
説明していくよ!」
B「かかってきなさい!!」
A「B君は雨風が強い日に傘を
さしていて、傘が壊れたことある?」
 
B「あるよ。ゲリラ豪雨とか
最近多いしね。」
A「じゃあ、雨がの日に強風が
吹いて(根拠部分)、
傘が壊れる(前提部分)のは
事実じゃないかな。
そのときに傘は買った?」
 
B「うん。傘買ったね。
(主張部分)雨宿りする時間も
なかったしね。」
 
A「僕も同じ経験をしたことが
あるんだ。どれも事実だから、
主張は正しいんじゃないかな。」
 
  
 
一次情報(本人情報)
を用いる憶測ではなく
事実をもとに論理を
展開していきましょう。
 
事実といっても色々あります。
 
今回はA君、B君本人の情報
(一次情報と呼ぶ)を
もとにしています。
一次情報は強い事実ですから、
何事も自分の目で
確かめるようにしましょう。
 
一次情報の対極にあるのが、
二次情報です。
 
人から聞いた話などが
二次情報と呼ばれ、
伝聞ですから一次情報よりは
弱い事実になります。
極力、一次情報をもとに
論理を展開していきましょう。
 
  
 
〜定量データで説明する〜
 
事実にも数字で説明できる
定量データと
 
数字で説明できない
定性データがあります。
 
定性データも事実には
違いないのですが
数字で説明できたほうがより
客観的になるため
事実を出すときには
定量データを使うように
意識しましょう。
 
   
 
〜第三者情報を用いる〜
利害関係がない人による情報を
第三者情報と呼びます。
逆に、利害関係がある人の情報を
当事者情報と呼びます。
この会話では、A君がB君を
説得しようとしているため、
A君が当事者、B君が第三者です。
 
A君の「傘を買い替えた体験」より、
B君の「傘を買い替えた体験」のほうが、
B君にとっては説得力が
高いのではないでしょうか。
 
この会話に参加していない別の人、
C君、D君に聞き取りを行って、
第三者情報として活用しても
良いかもしれません。
 
ロジックを組むときには
可能な限り第三者情報を
使うようにしていきましょう。
 
さて、A君とB君の会話は
まだまだ続いていきます。
   
==============
6.
 仮説を立てて、論理を展開する
==============
B「A君の主張は一部認めるけど、
2人分のデータしかないので、
傘メーカーが儲かるほど
傘が売れるかわからないよね。」
A「強風が理由で傘を買い替えた人が、
何人いるか調べた
統計があればいいんだけど、
丁度良い統計がなかったんだ。」
 
B「一応ありそうな話ってことで。
まー、今回はA君の顔を立てて
おこうかな。」
 
A「ちょっと待って!
統計がないからといって
簡単に諦めてたら、
いつまで経っても進歩しないよ。
仮説を立ててみようよ。
 
日本において、1年間に、
雨風が強いことが原因で
何本の傘が売れるか―
 
日本の総人口は何人か(総人口)
 
年間で外出する日は何日あるか
(外出率)
 
年間で雨が降る日は何日あるか
(降水率)
 
降水日に傘をさす確率はどれぐらいか
(傘をさす率)
 
年間で傘が壊れるほどの
風が吹く日は何日あるか
(強風率)
 
傘を買い替える確率はどれぐらいか(買い替え率)
 
直接的な統計がなくても
上の6つのデータがあれば
どれぐらい傘メーカーが儲かるか、
おおよその売上本数が
わかるんじゃないかな。
 
B「うーん、なるほど。
これで計算していけば、
ある程度のことはわかるかもね。」
 
  
 
〜フェルミ推定〜
実際に調査することが
難しいデータを、
いくつかの手がかりを元に
論理的に推論し、短時間で
概算データを計算する方法を
フェルミ推定と呼びます。
 
フェルミ推定を使って
推論する方法はいくつか存在します。
いくつか考えた推論の中で、
もっとも手がかりが多いものを
選択します。
 
今回のケースであれば、
A君が出してくれた推論以外にも
 
①年間の傘の売上本数はどれぐらいか
 
②傘の購入動機のうち、
壊れたことが動機だった割合は
どれぐらいか
 
③壊れた理由が、雨風だった割合はどれぐらいか
 
といった推論もあり得るでしょう。
 
A君が出してくれた推論と比較して、
データが集めやすいほうを
採用していきます。
 
ビジネスでは論理の妥当性を示す、
直接的なデータが集まらない場合
があります。
 
屁理屈にならないよう
注意が必要ですが、
データがない場合でも
簡単に諦めず、
仮説で考える習慣をつけていきましょう。
   
 
==============
7.
 目的を意識して、論理を展開する
==============
 
B「あの手この手で
説明してくれたのはいいんだけど、
これ、何の会話だったっけ?」
 
A「風が吹けば桶屋が儲かるが、
風が吹けば傘メーカーが儲かるになって…。
あれ?何が言いたかったんだろう?」
 
B「覚えたことを、
言いたかっただけなんだね(笑)。」
 
A「はい…。」
 
B「風が吹くことで
何が起こるのかを説明したいのか、
傘が売れる理由を説明したいのか、
どっちかな?。」
 
A君がうっかりしているように
感じるかもしれませんが、
議論が長くなってくると、
最初の目的を
忘れてしまうことがあります。
A君は最初から目的が曖昧でしたが…。
 
何のための論理展開か。
テクニックに走らず、
常に目的を意識しながら
論理を展開していきましょう。
 
  
 
==============
8.
 ロジックツリーを使って
 体系的に論理を展開する
==============
 
A「…。ええっと、
傘が売れる理由を説明したいんだ。」
 
B「本当かな?これまでの説明で
ある程度は納得してるけど、
何かまだすっきりしないんだよね。
 
全体像が見えないというか、
本質に迫れていないというか。
上手く言えないんだけど…。」
 
A「じゃあ、改めて傘が売れる
理由を体系的に考えてみるよ。
傘が売れる理由は
いろいろ想定できるよ。
こんな感じかな。」
 
  
 
〜ロジックツリー〜
 
ロジックツリーとは、
ある事柄を論理(ロジック)に
沿って、樹形図状(ツリー状)に
展開していく手法のことです。
 
ロジックツリーを使うと、
論理を体系化することができます。
体系的に整理することで
抜け漏れを防いだり
掘り下げて考えることが
できるようになります。
 
ロジックツリーを作成する前に
A君が説明していた
「傘が売れる理由」は、
全体のごく一部を説明したもので
あることがわかります。
抜け漏れがあったということです。
 
一見難しそうに見えるかもしれませんが、
コツを掴めば作成できるようになります。
それではロジックツリーの種類と
特徴をみていきましょう。
 
 
〜Whyツリー(原因追究)〜
結果に対して
原因を掘り下げるときに使うのが、
Whyツリーです。
 
結果が起こる原因を
なぜ(Why)を繰り返していくことで
原因をツリー状に分解していきます。
先ほどA君が作成したのは、
Whyツリーになります。
 
原因を追究していくときは、
Whyツリーを使いましょう。
 
  
 
〜Whatツリー(要素分解)〜
全体―部分のように、
全体をいくつかの要素の分解したものが、
Whatツリーです。
 
Whatツリーは、
業務を細分化して
分担するときなどに活用できます。
 
プロジェクトマネジメントで用いる
WBS(work breakdown structure)は、
Whatツリーの一種です。
 
大きな塊を要素別に分解したい場合は、
Whatツリーを使いましょう。
 
  
 
〜Howツリー(手段検討)〜
ある問題に対する解決策を
検討するときに使うのが、Howツリーです。
 
解決手段を、どのように(How)を
繰り返していくことで手段を
ツリー状に展開していきます。
 
手段を網羅的に洗い出したい場合は、
Howツリーを使うようにしましょう。
 
  
 
==============
9.反対の立場で考える
==============
 
A「B君が色々と反対の立場から、
質問や反論をしてくれたおかげで、
論理的に整理できるようになったよ。」
 
B「いやー、そんなでもないよ。
A君も少しは勉強になったかな。」
 
A「自分1人で考えていると、
どうしても客観的に自分の意見を
疑うことが難しいよね。」
 
B「いつでも相談に来てよ!」
 
A「…。何でそんなに上から目線なの?
反対ばっかりされて、
ちょっとイラっときた場面もあったけどね。」
 
論理とは、筋道を立てて、
その筋道の妥当性を
説明するためにあるものです。
筋道を立てるところは、
自分1人でもできますが、
妥当性を1人で検証することは
難しいことがあります。
自分の意見に、自分でダメ出しをする。
自分の意見を客観視するためには
かなりのトレーニングが必要になってきます。
 
論理を検証する場合は、
周囲の人の助けを借りましょう。
 
  
==============
10.
 批判ばかりせず
 自分が立論側にまわる
==============
 
A「ここまで色々あったけど、
ロジカルシンキング
(論理的思考力)をトレーニング
する方法論が整理できた気がする。」
 
B「色々あったねー。」
 
A「ところで、
 これまでに
 9つの方法があったんだけど、
 B君はいくつ覚えてるかな。」
 
B「え??」
 
A「僕はB君の突っ込みに
 回答してきたから、
 身に染みて覚えているけど、
 B君はただ疑問に思ったことを 
 口にしてきただけだから、
 学びや気づきが少なかったんじゃないかな。」
 
B「…。」
 
A「ロジカルシンキング
 (論理的思考力)は、
 人を批判するためにあるんじゃなくて、
 自分や自分の周囲を
 良くするためにあるんだ。
 論理と批判は違うからね!
 B君も誰かを批判するために
 論理を使うんじゃなくて、
 自分の意見を組み立てるために
 使っていこうよ。」
 
B「はい…。」
 
ここまでに10個のトレーニング
方法をご紹介してきました。
 
一覧にすると以下のようになります。
ここまでお読み頂いて、
10個のうち、いくつ覚えていますか?
 

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